ピートのとびら

うまく使えば時間は十分にあるって聞いた

CONTESSA35を買った①

はじめに

大学を卒業以来、自分の文章を発表できる場もなくなり、

唯一の活動の場だったコミケすら中止となった今、久しぶりにブログの更新を思い立ちました。

数年ぶりにはてなブログにログインしたのですが、自分が二日坊主で放置したアイカツ!感想記事だけはコンスタントに100view/月くらいいただけていてびっくりしています。再放送の力は強い。

 

本題

前置きはともかく、昨日Contessa35というカメラを買いました。

↓こんなカメラです。

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 まあ私の記事にいらっしゃったということはカメラ名で検索されて来られたものと思いますので、そんなに細かい説明は省かせていただきます。と思いましたが、私の備忘録がてら調べた内容を記載します。まとめておかないと先人のブログを何度も検索するはめになるので。。

 

このカメラはこんなカメラです。

【CONTESSA35】

  •  レンズ:Tessar 45mm F2.8(前期Zeiss Opton、後期Carl Zeiss
  • メーカー:ZEISS IKON
  • 製造年:1950~1955
  • シャッター:前期CompurRapid、後期SynchroCompur

  • シャッタースピード:B~500mm/s
  • 撮影距離:3feet~∞(0.9144m~)

スペックだけでは何とも言えないカメラですが、実際に手に持ってみると迫力が違います。70年近く前のものとはいえ超高級品であり、当時生まれていたらとても買えなかったものなのでしょう。

 いったい当時いくらで売られていたのかが気になりますが、まったく情報が得られませんでした。こちらはもう少し調査を継続します。

 

そんなコンテッサちゃんですが、みんな大好き新宿カメラ市場さんで完動品/付属品あり10000円という超特価で発見してしまい、思わずお持ち帰りしてしまったのが今回の顛末です(相場は知りませんが…)。

 

さて、それでは私のコンテッサちゃんをよく見ていこうと思います。

 

製造年について

①初めにシャッターを見てみます。

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シャッターを見てみると「SYNCHRO」と書いてあります。(裏には「COMPUR」とありました)

というわけで、前期/後期で分けた際は後期に当たるもののようです。

(先述:前期がCompurRapid/後期がSynchroCompur)

Wikipediaで調べてみると、これらはフリードリヒ・デッケル社製のシャッターであり、下記のように記載があります。

Wikiを鵜呑みにするタイプの人間なので、このカメラの製造年度は1951年~1955年にまで絞り込むことができました(1年しか絞り込めていない…)。

 

②次にレンズの表記を確認しました。

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どうみても「Zeiss-Opton」と書いてあります。

このZeissOpton(オプトン)とは東西分裂時の西ドイツにおけるZeiss社です。その後東ドイツのCarlZeissJena(イエナ)社と商標を争い、1953年にCarlZeissのブランド名を勝ち取ることになったそうです。

この裁判後どれくらいの期間を開けて「CarlZeiss」表記になるのかはわかりませんが、

少なくとも1953年以降であることはわかりました。

 

③結果

いま得られた情報をまとめると下記のよう3段階に分けることができました。

1950年:CompurRapid/Zeiss-Opton

1951以降のいつか~:SynchroCompur/ZeissOpton

1953年以降のいつか~:SynchroCompur/ CarlZeiss

 

結局明確な製造年度は分かりませんでしたが、

まあ1952年くらいに製造だろうとお茶を濁しておくことにします。

(レンズ記載のNrで何かしらわかりそうですが、情報が見つかりませんでした。今度書籍も漁ってみようかと思います。)

 

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保証期間内に動作確認を行いたかったため、さっそく業務フィルムで試し撮りをしてきました。次回はそこも含めて書いていきます。